そもそも裁定取引(アービトラージ)って?


どうしてトレードをしようと思ったかと言うと、たまたま読んだ小説に載っていた
「裁定取引」という言葉の響きがカッコよく思えたから。
それで急に思い立っただけでした。

身近な経験者に訊ねてみたところ、
「大きな儲けはないけど最初の決め方さえ間違わなければそうそう大きな損はしない」
という取引方法だと知り、手を出してみることにしました。

まねくる
まねくる

実はボクはほぼ無職でふらふらする猫生活してます。
せっぱつまって稼がなきゃ!稼ぎたい!という気持ちはないボクにはぴったりかもと思ったんだよね。

 

クロオビ
クロオビ

ただし注意点は教わる環境。
FXは特に「教える系ビジネス」が氾濫しているので要注意。

お金を払って教えてもらうなら、相手は厳選して見極めないといけないよね。

まねくる
まねくる

クロさん!
今まで身近な経験者って濁してきたのに、
ついに合流するんだね!

クロオビ
クロオビ

ここから実践になっていくからね。
いつまでも身近な経験者からの伝聞じゃやりにくいだろ。
より分かりやすく説明するから、よろしく。

 

 そもそもFXって?

まねくる
まねくる

一口に投資運用といってもいろんなパターンがあるよね。
大きくわけて「株」と「FX」がよく聞く言葉。
簡単に言うと売買するものが「株」なのか「通貨」なのかの差だね。
今回ボクが目指す裁定取引は株でもFXでもできる手法だけどボクは「FXの裁定取引」をやるよ。


「株」は企業の株式を売り買いして差益を得ます。

一方でFX(外国為替証拠金取引)は通貨の売買を行ってその差益で利益を得ることです。

2種類の通貨を交換することを外国為替といい、ドルと円・ドルとユーロ・ユーロと円・ポンドと円
などなど多くの組み合わせがあります。

外国の通貨の交換と言いますが、要は売買です。
通貨の売買によって利益が出る仕組みは、

外国の通貨を買う → 価値が高くなったら売る → 差額が利益

という単純な図式です。

この仕組みで利益を得る方法としてもう1つ外貨預金があります。
外貨預金の場合はシンプルで上記のとおりの利益の出し方で、買った通貨の価値が上がった時しか利益を出すことはできません。

しかしFXにおいては売りポジションが存在し、複雑になります。
利益の出し方においても幾つも手法があり、証拠金やスワップポイント、レバレッジなど色々な要素が絡み合い、初心者へのハードルを高くしています。

クロオビ
クロオビ

スワップ金利やレバレッジなどは基本的なことではあるんだけど、最初から気にするのはやめよう。
まずは自分がトレードができそうか、どんなやり方ならストレスがないかを知らないとね。
色んな利益の出し方があるから、それに合わせて知識を少しずつつけていこう。
まねくるは裁定取引を目指すのでスワップ金利については必須。
すぐに学ばせるよ。

 

memo

ここで一旦言葉を整理しましょう。今はまだ理解しきれなくても大丈夫。
とりあえずこんな言葉があるんだと思っておきましょう。

・FX(Foreign eXchange)
 → 直訳では
  外国為替 = 異なる国との決済を現金を直接授受することなく、銀行のシステムを経由するなどして行う方法。

 → 一般的には
  外国為替証拠金取引 = 証拠金と呼ばれる保証金を前もって証券会社に預け入れて、証拠金そのままの金額よりも
              大きい金額での外国為替取引を行い、差金決済により利益を得ること。

・差金決済 = 金銭や有価証券本体の受け渡しを行わず、売買価格差によって生じた差益のみを授受する決済

・証拠金 = 証券会社などの金融機関に預託しておく保証金。取引を行う時は証拠金の額で買える通貨の額が決まる。
       損をした時はここから引かれてしまう。

・スワップポイント = スワップ金利ともいう。
            各国で通貨にかかる金利は異なっており、その金利差調整で発生する差額。金利差調整額。

・レバレッジ = 少ない元手を担保に大きな額の取引をしている状態。
         自己資本に他人資本をプラスしてより高額の利益を得るもの。
         レバレッジをかける、レバレッジ効果、レバレッジ取引などあるがFXにおいては同じ趣旨で使われる。

・信用取引 = 金融機関に現金や株などの担保を差し入れて金を借り、株の売買などにあてる取引。

 

 FXにおける裁定取引その1 2つの通貨

まねくる
まねくる

FXについてなんとなく分かったところで、今度は裁定取引について勉強しないとね

クロオビ
クロオビ

裁定取引っていうのは取引手法の1つなんだ。
だから株式取引においても外貨為替取引においても裁定取引という手法は使える。

まねくる
まねくる

そっか、FXだけかと思ってたけどそうじゃないんだね。

クロオビ
クロオビ

裁定取引は、基本的にはほぼ同じ価値の流れを持つ2つの投資対象の短期的な価格差を見極めて決済をして差益を得るというものだ。
図にするとこんな感じ。

 

裁定取引(アービトラージ)は、ほぼ同じ価値の流れを持つ2種類の株式(投資対象)の一時的・極短期的な金利差や価格差を見て、安い方を買って高い方を売るというやり方。

その後に金利差や価格差が縮小したところで反対売買を行うことで、価格が上がっても下がっても利益を出すという仕組みです。

株では2つの同じような株価の流れを描く企業を選定して投資対象にしたり、株価指数の先物価格と現物価格との差を利用した取引をしますが、FXにおいてはこれが通貨になります。

まねくる
まねくる

株式を通貨と置き換えると、
2種類の同じ価値の流れを持つ企業の株式=2種類の同じ価値の流れを持つ通貨
となるんだね。
つまり同じ価値の流れを持つ2ヵ国の通貨ということか!

同じ価値の流れを持つ2ヵ国の通貨と言うと例えば
・オーストラリアドル と ニュージーランドドル
が例として挙げられます。
地理的にもとても近いし、円に対して同じ動くをとるのも分かりますね。
この2つの通貨と円の為替の動きがたまにかけ離れた動きをすることもあります。
そういう時にまず安い方を買い、高い方を売ります。
その後再び2種類の為替の動きが同じようになって差が縮まった時に、買った方を売り、売った方を買うという反対売買を行うことで、一方では得をし一方では損をしているけれど、トータルでみるとちょっと得しているという状態になるのが裁定取引です。

クロオビ
クロオビ

毎回、勝ちも負けもしているという点が特殊だね。

でも今回まねくるが目指すのはこのやり方ではなく、
FXにおける裁定取引のもう1つの方なんだ。

 

 FXにおける裁定取引その2 スワップポイントに注目

FXで行う裁定取引もう1つは、証券会社ごとのスワップポイント(スワップ金利)の差を利用するものです。
スワップポイントとは各証券会社が定めている24時間ごとに取引に関わらずプラスマイナスされる手数料みたいなものです。

取引を行ったり出金したりというアクションを起こさなくても、自動的に24時間ごとに保有している通貨の内容(売りポジションか買いポジションか)によって課される「保有手数料」というイメージです。

ただし手数料と言ってもマイナス(=支払う)だけでなくプラス(=貰える)ケースと半々なのが特徴です。
スワップポイントについてはこちらの記事で詳しく学んでます。

保有している通貨の内容、つまりポジションについても別項でまねくるはお勉強してます。

クロオビ
クロオビ

このスワップポイントは、各通貨ごとの金利差から生じる金利調整分なんだ。
金利っていうのは各国の政策によって決められてるよね。
さらに各国通貨の金利によってどんなスワップポイントを定めるかも各証券会社によって違っているんだ。

まねくる
まねくる

国の金利を見て、証券会社がスワップポイントを決めてるってことか。
すると、同じ通貨ペアでも貰える(or 支払う)スワップポイントが証券会社ごとに違うんだね。その証券会社ごとのスワップポイントの差に着目する取引がボクの目指している裁定取引なんだね。

クロオビ
クロオビ

言葉だけだと難しいから、まずは実際の画面を使ってスワップポイントの見方を説明するよ。

クロオビ
クロオビ

この青い四角で囲ったところがスワップポイントの欄。
通貨ペアごとに、買なら〇〇〇円・売なら〇〇〇円となってるね。
売と買は自分が通貨をどちらのポジションで持っているかによるよ。


この楽天証券の画面内のドル/円のスワップポイントは、一日の終わりに
ポジションをドル買いで持っていたら1万通貨あたり+190円、ドル売りで持っていたらー202円が付与されることになります。
(原則として、通貨ペアの先に来ている方を起点として「買」「売」と書かれています)

これはドルの金利が円の金利より高いのでこうなります。
「金利差調整額」なので、金利が高い通貨を買って金利の低い通貨を売ると+の差額になります。
逆に金利が低い通貨を買って、金利の高い通貨を売ってしまうと-の差額になりますね。

クロオビ
クロオビ

現在の日本は超低金利政策を取っており、約0.1%。
主要国の金利はこんな感じだよ。

アメリカ 5%前後
ヨーロッパ 4%前後
イギリス 5%前後
オーストラリア 4%前後
カナダ 5%前後

まねくる
まねくる

ものすごい差があるね!

大丈夫なのかな……。

クロオビ
クロオビ

こんなもんじゃないよ。
さらに新興国とかはもっともっと差があるんだ。

トルコ 15%
メキシコ 11.25%
南アフリカ共和国 8.25%


この3つが三大高金利通貨として注目されてるよ。

金利に差があればるだけ、毎日(毎営業日)に受け取れるスワップポイントは高くなります。

しかしスワップポイントは損に転じるとその金利差分の大きなマイナスになってしまうので、
通貨暴落が起きて大変なことになる可能性もあります。

特に新興国は政情が不安定なので、どう転ぶかはしっかりチェックしておく必要があります。

まねくる
まねくる

損に転じそうだったら早めに手放さなきゃだね。
毎日ニュース見るの大変だなぁ。

クロオビ
クロオビ

とは言え、スワップポイントは上の画面のとおり低額なんだ。
1万通貨持ってて損をしても200円とか300円とかの損失だよね。
しかも今日から明日で一気に大暴落はそうそうないし、

1万2万通貨ならそこまで怖がらなくて大丈夫。
代わりに利益もドカンと大きくないけどね。

まねくる
まねくる

通貨を何十万と持つならともかく、ボク個人がやるくらいなら平気かな。
利益は大きなものにならなくても、大きな損もないしトレード初心者には

見るべきところが決まっているのがいいね。

クロオビ
クロオビ

これは1つの証券会社が提供しているスワップポイントのみの話。
実は今回まねくるにやってもらう裁定取引はここから一歩踏み込んだ
証券会社同士のスワップポイントの差額を狙うものなんだ。

まねくる
まねくる

まだまだ覚えることがあるのかー……。

 
 

今日のチャレンジ: 裁定取引の意味とスワップポイントを覚えたぞ